教えて!Dr.T

平成20年12月に臭気判定士に合格した小笠原です。
Dr.Tはちょっと変(個性的?)な人ですが、 大手メーカーさんとの人脈や、 様々な臭いの問題の解決においては結構すごいんです。
なぜ、 Dr.Tは他社が数年かけてもわからないことが、数時間で解決できるのか?
エアースタイルサービスの概要ともにひも解いていきましょう!

エアースタイリングサービスってなに?

「エアースタイリングサービス」とは、従来の悪いにおいを別のにおいでごまかしたり、においは消えても、人体や環境に悪い材料を使って一時的に解決する対処療法ではなく、 室内外の空気を人にも環境にもやさしい方法で、においの原因を元から断ち、きれいに快適にするサービスのことです。

Dr.Tはこれまで培った技術で、殆どの業者さんが知らない手法で原因をみつけ、それぞれの空間に合わせ、最適な無臭空気環境をトータルコストも一番安い方法でご提案することが可能で、空気ソムリエマイスターとしても活躍中です。

その知識を伝授された私達を空気をスタイリングする人ということで「エアースタイリスト」と呼んでいます。

「臭気判定士」ってご存知ですか?

ところで、「臭気判定士」ってご存知ですか?
私は2年前まで、「臭気判定士」なんて知らなかったし、 周りにも知っている人はいませんでした。
「臭気判定士」って、最近まで臭いで困っている人を助ける人かと思っていたんですが、 臭いの種類とか強さを判定する人で、「解決するプロではない」んですよね。

平成31年3月31日現在の臭気判定士免状所有者数は3,317名。
(総取得者数から免状失効者を差し引いた値。臭気判定技士からの移行者798名を含む。:環境省発表)
多くは大手メーカーさん、大学の先生、研究所等 に所属していて、 民間のフィールドに出ている人は殆どいないようです。

なぜ、Dr.Tは解決できるのか?

Dr.Tはちょっと変(個性的?)な人ですが、 大手メーカーさんとの人脈や、 様々な臭いの問題の解決においては結構すごいんです。
なぜ、 Dr.Tは他社が数年かけてもわからないことが、数時間で解決できるのか?

解決とは真の原因がわかること。
適切な実現可能な処置が提案できること。

臭いの発生源は複雑で、建築設備の知識がなければ、原因の特定はできません。
Dr.Tは臭いと建築の知識を併せ持っている。その上、機械設備の知識まである。
だから、数時間で真の原因がわかるんです。

また、メーカーに所属しないので、取扱商品に縛られない自由な選択が可能です。
なければ 自分で脱臭機や脱臭方法を開発してしまったりもします。
なぜかラッキーで、優れた脱臭製品との出会いもあり、一番ベストな選択ができるんです。

その実力が日本の臭気対策の最高峰に認められ、 今年、住民クレームやVOC対策の必要性に迫られた大手企業様から 数々の問い合わせやご依頼を頂き、 活躍のフィールドが全国に広まってきました。

では、 今までにDr.Tが解決した事例のいくつかと私の学びをご紹介しましょう。

Dr.Tプロフィール
1960年代 神奈川県厚木市に生まれる。
東海大学 工学部動力機械工学科 卒業
日産工機株式会社 品質保証部に10年勤務
1994年(H7)独立
2001年(H13)臭気判定士取得
2003年(H15)二級建築士取得
一級建築士の筆記試験は合格したのに姉歯事件のおかげで製図で不合格。断念しました。。
2009年(H21)日本環境取引機構CO2削減アドバイザー認定
2015年(H27)第二種電気工事士取得

Dr.Tが解決した事例シリーズ

Dr.Tが解決した事例シリーズ
◆空調がらみの物件
【現象】案外、設計士さんも工務店さんも大手ゼネコンさんでさえ知らないのが、正しい吸換気方法。換気のアンバランスが原因で、数々の臭いは発生する。正しい吸換気方法を知らなければ、悪臭発生の原因はわからない。わからないから、床を張り替えたり、せっせと市販の消臭剤を大量に使ったり。でもそれで解決するはずも無く。。。そこでDr.Tが呼ばれることとなる。

◆空気清浄機・分煙機は悪臭発生機?
【現象】現在の分煙機は効果が無いことが、今年になって発表された。インフルエンザの流行等でますます流行の空気清浄機だが、においは素通り、フィルターはすぐ飽和で、空気清浄どころか、悪臭発生機になってしまっている。それを解決する方法は。。。

◆国の「大丈夫」は「まだ被害は大きくない」?
【現象】アスベストに代表されるように、他の国では規制がかかっていても日本は大きな被害が出るまではなかなか制限されないのが現実です。また、一見良さそうな自然素材も時間の経過と共にカビ等で害あるものになることもあり、現在良いといわれている工法も建材も、本当の安全・快適にはまだ遠く、本当の健康住宅を提案できる工務店さんは僅かです。自分と家族の健康を守るためには、長い目で見た正確な情報を知ることが大事です。

◆なんか臭い。原因は??
【現象】最近もご依頼を受けて行ってきました。そして、一ヶ所はクロスの下のカビが原因。もう一ヶ所は、「換気をしていないだけ」ですね。
そして、また別の現場では、ちょっと回りを見回してあることを指摘。そして、それを動かすと、点検口から悪臭が!「はい、原因はxxxxです。」なんで、こんなに解るんでしょう?
まあ、それはおいおい。。。

◆某デパート
【現象】デパート改装後、空調から変な臭いが出始めた。また、その硫化水素系の悪臭によって、銀食器が曇ってしまい、大変困っていた。2年以上調査してきたが、一向に解決しなかった。

【解決策】 デパートの構造がツインタワーであり、下水の配管が下で繋がっていることを指摘。
以前は飲食店が多かったため雑廃水も多く、繋がった配管の上まで水があったため、悪臭が移動することがなく、その繋がりを気にする必要はなかった。
が、改装後飲食店が減り、その繋がった配管の片方の水が配管を下回った時点で悪臭が店内に流れ込んでいることを発見し、工事業者に配管を切断してもらうよう指導し、 数時間で解決に至った。

◆某大学クリーンルーム
【現象】クリーンルームの周辺に悪臭があったり、クリーンルーム内に雑菌が入ってしまったりしていたが、1年以上経っても原因が分らなかった。

【解決策】 クリーンルームに入って観察していたところ、人の出入りがあるたびに、室内の空気が動くことに着目。どこからか、外気が入ってきている。クリーンルームの電気を消して真っ暗にしてみると、数箇所の穴を発見!消火器を取り付けた業者が通常の施工どおりの方法で取り付けていたため、壁面に穴があり、そこから外気が流れ込んでいた。穴をふさぎ、外気が入らないように指導した。

◆某野菜工場
【現象】食品工場は通常は第2種換気であり、正圧によって外気が入らないようになっているはずなのに、アブラムシが大量に発生する。
☆第2種換気:換気のシステムには4種あり、クリーンルームや食品工場では、強制給気・自然排気の第2種換気システムにするのが通常。室内を加圧(正圧:+)することで、外気やゴミ、塵、虫などの進入を防ぐ。

【解決策】 ◎工場内が負圧(-)になっているのを発見。これでは外気から雑菌や虫が入ってしまうことを指摘。
◎また、野菜についてしまったアブラムシの対策として、ある安全な液をある方法で対処することを指導。みごと解決し喜ばれた。

※以上3件での学び
設計者に専門知識がなく、無菌室の用を全くなしていなかったり、改装後に与える影響等を認識できずに設計されている場合も多い。また、設計者がきちんと設計していても、意図や注意事項が下請けの業者さんまで伝わるとは限らない。現場監督でさえ、注意事項を認識できていないことも多々あるので、専門家に設計のチェックや施工の管理を依頼するのがベスト。

◆某旅客鉄道
【現象】●平成19年3月某超高速鉄道全面禁煙に伴い喫煙車輛の臭いが問題になっていた。いろいろ試しても臭いが取れないため、臭気原因と対策の依頼を受けた。

【解決策】臭いの原因は、壁や空調のダクトに滲み付いている臭気物質だ。表面を対策するだけでは、空調の配管に付着した臭いは取れない。また、しつこい臭いは従来の消臭液では難しい。Dr.Tはある液に何かを付加することによって効果的な脱臭液を作ろうと、数十種類の天然成分で試し、ついに腐った魚の臭いが一瞬で取れる液を見つけ出すことができた。
微量オゾンとその液を、微細な霧状にして行き渡らせる方法で、壁に付着した臭い物質や配管の中の原因物質を分解することに成功し、無事、全面禁煙の日を迎えることができた。

◆某競馬場喫煙ルーム
【現象】この喫煙ルームにはD社の空気清浄機が取り付けられていたが、臭いが取れずに困っていた。

【解決策】 某旅客鉄道でも使用した当社開発の脱臭装置でみごと脱臭。その無臭になった空間でD社の空気清浄機を稼動させると、タバコのいやな臭いが充満した。
フィルターを交換するタイプの空気清浄機は、フィルターがすぐ飽和してしまい、悪臭発生機になってしまうことを証明。そこを設計した某大手設計会社にも認められた。

◆某駅トイレ、大学トイレ、解剖室、老健施設等
【現象】従来の換気や空気清浄機等では悪臭が取れないので困っていた。

【解決策】 天井取り付けオゾン脱臭機で、臭いの元や付着臭まで分解。快適な空間となった。

※以上3件での学び
現在でも、フィルターで臭いや不純物を取ろうとする方法は多いが、それではすぐにフィルターが飽和してしまい交換しないとかえって悪臭やカビの原因になってしまう。臭い分子は埃より小さいので素通りするため効果は少ない。また、壁に付着している臭いを取ることはできない。
当社の技術では、臭い分子に直接働きかけて分解し、壁まで行き渡り染み込んだ臭いも分解するため効果が高い。天井に取り付けても配管等が必要ないので施工も簡単。また、移動式の物もある。

◆某民家
【現象】●娘さんがアトピーや喘息で精神的異常が出るほど悩んでいた。

【解決策】そのお宅に訪問したところ、入っただけで空気が淀んでいた。その部屋で洗濯物を部屋干ししたりしているとのこと。すぐに天井裏をチェックしたところ、多量のカビを発見。その清掃と、部屋の壁を当社開発のスーパーセラミックの塗料で塗ること、洗濯物は洗剤を使わず、天然セラミックの粉で洗濯することを提案。(天然セラミックの粉:ある貝殻をを1000度で焼いて粉末にした粉。少量で水が強アルカリ水になり、洗浄と除菌が可能。食品添加物としても使われており人体に無害。)

◆民家・いろいろな施設
【現象】●トイレから始まり、最近では調理やペット、介護など、いろいろな原因が多くなり、市販の消臭剤の利用率が上がってきている。その他、化学物質の多用に比例して、アトピーやアレルギーの人も増え、人体に影響のない消臭対策が求められている。

【解決策】消臭方法として臭いを匂いでごまかすマスキング法が多用されてきた。マスキング法の多くは、化学物質による芳香剤が使われている。匂いが強すぎると、かえって不快になること、常用していると気化した化学物質を体内に溜め込み、健康被害の可能性もある。当社では、食品添加物や水を電気分解した人体に影響のない水での消臭除菌水「アルカ」を製造提供している。(家庭での生ごみ、ペットや介護の消臭、手術用メスの血液凝固防止剤等、消臭・除菌・洗浄液として、多用な目的で使用されている)

◆某ホテル
【現象】古い住宅を改装し、ホテルとして利用。知人に臭気対策や湿気対策として、竹炭を勧められて使っていた。

【解決策】 竹炭はすぐ飽和してしまうため、こまめな乾燥や交換が必要。置きっ放しにした場合、カビなとで不衛生でかえって臭いの元になったりすることをアドバイス。

◆某ホスピス
【現象】改装で壁紙の張替え等を予定していた。

【解決策】 スーパーセラミック塗料を塗った部屋の森林浴のような快適さと消臭と除菌能力を気に入って頂き、採用となった。壁紙は剥がして処分するときにCO2が発生するため、その点でもホタテ塗料は優れているとの評価を頂いた。
高気密高断熱の家でビニールクロスを利用すると、必ず壁紙の裏はカビだらけとなり健康被害が懸念される。スーパーセラミック塗料はその壁紙を剥がすことなく上からも塗れ、快適な空間を作ることが可能。

※以上4件での学び
設計士や民間の方は使用直後と期間経過後の変化について正確な知識を持っていない場合が多く、善意での提案によって被害が出る場合もある。
また、建材でF☆☆☆☆(エフ・フォースター)がついていると安全と言われているが、厚生労働省が人体に影響があると指定している有害物質13種類のうち規制された2物質(ホルムアルデヒドとクロルピリホス) の濃度が低いだけで、安全とはいえない。
近年、家庭用芳香剤、消臭剤等も化学物質が多用されており、長期使用した場合の人体への影響は厚生省ではほとんど考慮されていない。 自分の健康は自分で守るために、化学物質の入っていない製品を選択する消費者の意思と、専門家による総合的な判断と周知が必要と考える。

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